BURN.FOSTER

---SIDE STORY---

#1.BURN.FOSTER

T

 

○辺境の惑星にあるBURN(バーン)の正当な姫君。正当な姫だけがBURNの名を継ぐ。代々女性が頂点に立ち、国をおさめる王政国家で玉座につく。肌は皆浅黒く、中心に位置する太陽光の影響を物語る。その国の男女は共に、黒い程に美しいとされ、逆に装飾は白いほどにいいとされる。辺境の惑星にも関わらず幾多度も戦乱に見舞われる。その為、女性はテクニックにたけ、男性は武力にたける。しかし、度重なる戦乱で男は激減、子孫繁栄の為いつしか戦闘は女性と、男たちが製造した心を持つ戦闘アンドロイド(国の庭先を守るという意味で、お庭番と呼ばれる)の役目となる。戦闘に出陣する女性を、この国では姫=HIMEと呼び、お庭番を3人つれる。玉座をおさめる姫君を唯一尊厳を込め鬼姫=ONIHIMEと呼び、多くの姫君をたばねる。実は、フォスターは男である。フォスターには尊敬する姉がいたが、ある戦乱でDFに遭遇、戦闘の果て吸収される。国の行く末を考え、顔も体格も似ていた弟のスカリー(本名)が鬼姫に奉られる。男なのにテクニックの才能が姉以上にあったのも幸いだった。スカリーは戦死と伝えられ盛大な葬儀を執り行われた。この時より姉フォスターとして人生を送ることとなる。この国にとって鬼姫を失うことは国の破滅をも意味していた為のことだった。

 時が流れ、戦闘に勝利したBURNは、復興へと向けて順調に動き出した。そして、他国行脚を理由にスカリー=現バーンは、DFに吸収された姉=フォスターの救出を誓い、数少ないお庭番と共に帰ることの無いであろう旅へと出陣した。

 

PRF                           NEXT